医療ダイエットはなぜ後ろめたいのか?辛い=エラいはもう終わり
こんな声を聞いたことがあります。
ほんの少しの変化だったとしても
「痩せたね!」
って気づいてほしい……。
でも、医療ダイエットを
やっているなんて
絶対にバレたくない……。
今これを読んでいるあなたも
そう感じているでしょうか?
そうだとしたら
それは決して
“おかしい”ことではありません。
不安や後ろめたさを抱えながら
痩せることと向き合っているなら
この先をぜひ
読み進めてみてください。
この記事は
そんなあなたのために
書いています。
痩せたいけど、バレたくない
痩せたい。
でも同時に
- ズルをしたと思われたくない
- 生活習慣を直せないダメ人間だと思われたくない
- 「普通に運動すればいいだけじゃん」と言われるのが怖い
そんな思いも
心のどこかにある。
だから「痩せたね!」と
結果には気づいてほしいけれど、
そのプロセスは
そっと隠しておきたくなる。
この矛盾した気持ちは
決して珍しいものではありません。
これは性格や根性の問題ではなく
「痩せ方の価値観」が
生み出している葛藤
なのだと思います。
なぜ「早く痩せること」が求められるのか
私たちが生きている今の社会では
「どれだけ早く体重を落とせたか」が
あまりにも強調されすぎています。
- ◯週間で−◯kg。
- ビフォーアフターの写真。
短期間で結果が出た
という分かりやすい数字。
それは
「頑張った証拠」
「成功した証明」として
とても扱いやすいものです。
その結果、いつの間にか
- 早く変わること=正しい
- 時間がかかること=努力不足
そんな空気が当たり前のように
広がっていきました。
その中で
「時間をかけて体を整える」
という選択肢は
注目されなくなったのだと思います。
極端な選択をさせる焦りの感情
「早く痩せなきゃ!」
そう思うほど
人の心は焦ります。
そして焦りは
極端な方法を選びやすくします。
極端な方法は
短期的には結果が出やすいけれど
同時に後ろめたさや不安も生みやすい。
だから
誰にも言えなくなる。
隠したくなる。
でも、結果には気づいてほしい。
これは弱さではありません。
「もうこれ以上、
苦しいやり方はしたくない」
そんな心のサインが
形を変えて表れているだけなのです。
リバウンドの正体はホメオスタシス
「食べる量を減らそう」
「お腹がすいても我慢しよう」
そう決めたのに……。
ふとした瞬間
タガが外れ、むさぼるように
ワーッと一気に食べてしまう。
あるいは
つらいダイエット生活に耐え、
やっとの思いで
わずかばかりの減量に成功。
「やった!」と油断すると
あっという間に
元に戻ってしまう。
なんなら元の体重より
少し重いくらい。
こうした経験に
心当たりがある人も
多いのではないでしょうか。
これは
あなたの意志が弱いから
ではありません。
私たちの体には
ホメオスタシス
(恒常性維持機能)と呼ばれる
生理的な調整機能があるのです。
ホメオスタシスとは
- 体温
- 血糖値
- ホルモン分泌
- エネルギー代謝
などを
できるだけ一定の範囲に
保とうとする働きのことです。
短期間で食事量を減らしたり
急激に体重を落とそうとすると
体はそれを「危機」と判断します。
すると体は
- 食欲を強めてエネルギーを確保しようとする
- 消費エネルギーを抑えようとする
- 元の体重に戻そうとする
といった反応を
一斉に起こし始めます。
無理なやり方であればあるほど
このブレーキは強く働きます。
リバウンドは失敗ではなく
体が正常に
あなたを守ろうとしている証拠
なのです。
正論によって自分を責めてしまう
本当は、誰もが分かっています。
バランスのとれた食事をして
ほどよく体を動かして
きちんと眠ることができれば
人は極端に太るものではない
ということを。
でも、
それができない現実がある。
正しいことが分かっているのに
できないとき、
人は「やり方」ではなく
自分そのものを責めてしまいます。
苦しまずに痩せちゃダメですか?
本来、痩せることは
健康に近づいたり、体を軽くしたり
自分を大切にするための行為
ではないでしょうか?
それなのにいつの間にか
痩せることが
「苦しまなければならないもの」
「我慢できる人=エラいの証拠」
として扱われるように
なってしまったのです。
多くの人の無意識に
こんな前提が刷り込まれています。
- 痩せるには我慢が必要
- 辛くない方法はズル
- 楽なやり方は正しくない
その前提のもとで
食べたい気持ちを抑え
疲れていても無理をし
痩せようとする。
まるで自分に
「ちゃんと罰を与えているか」を
確かめるように……。
そして
我慢が破れた瞬間
「また食べてしまった」
「やっぱり意志が弱い」
と自分を責めてしまう。
このとき責めているのは
食べたという“行動”ではありません。
自分の存在そのものです。
さらに体重の数字が
「努力」
「価値」
「正しさ」
を裁く基準になっていく。
減っていれば許され
増えていれば罰を受けるべき。
いつの間にか
痩せることは
「健康になること」ではなく
ダメな自分を正すための懲罰
のようになってしまったのです。
悪いのはあなたじゃない
私たちが、最初に伝えたいこと。
あなたが苦しくなったのは
意志が弱いからでも
怠けているからでもありません。
「どう痩せるか」よりも
「どれだけ早く体重を落とすか」が
重視されすぎただけなのです。
悪いのは、あなたではありません。
問題があったのは
「早さ」を正解にしてしまった価値観
だったのです。
では、本当に整えるべきなのは
体重そのものなのでしょうか?
次の記事では
体重の数字ではなく
もっと根本にある
「体のバランス」について
一緒に考えていきたいと思います。

